素材メーカー様
AIによるニュースの自動要約(競合他社情報、業界動向)でマーケティング活動を高度化
RPAで収集した業界ニュースをAIで自動要約し、社内に展開することで、業界動向の素早いキャッチアップが可能となりました。元々人手で要約していた時間が85%削減され、人件費の削減も実現しました。
TOPICS
課題
- 業界ニュースの要約作業に時間がかかっている
- グローバル企業のため、業界ニュースは他言語であり、翻訳も必要
- RPAでニュースを収集するところまでは出来たが、RPAでは非構造化データが処理できない
当社アプローチ
- ニュース要約に特化した自動要約AIモデルを開発
- AI翻訳APIを組込み、自動で言語判定し、翻訳
- ファイルをアップロードするだけで要約結果がダウンロードできるサービス化
効果
- 要約にかかる工数を85%を削減
- 対応言語が拡大し、より広範なニュースを取り扱えるように
- 業界ニュースをタイムリーに社内共有できるように
詳細情報
背景および課題
業界ニュースを要約し、社内に共有する業務を行っています。RPAを導入し、ニュースを収集する作業は楽になったものの、要約までは自動化出来ず、共有するまでに時間がかかっていました。
またグローバル企業のため、ニュースは英語、中国語が大半で要約できる人材も限られていました。
当社のアプローチ
既存の要約されたニュースを教師データとして、ニュース要約に特化した自動要約AIモデル(重要文抽出型)を開発しました。
日本語と英語のニュースを要約した精度検証ではいずれも重要文の抽出率は90%以上とかなり高い精度で要約が可能です。
また、他言語へ対応するため、AI翻訳APIを連携しており、要約したいファイルをアップロードすると、自動で言語判定を行って翻訳し、要約文を追記したファイルを返すサービスとして提供しました。
効果
要約にかかっている工数の約85%を削減することができたと効果を試算いただいています。
また、日英中以外の言語にも対応できるため、より広く業界ニュースを共有できるようになりました。
本サービスにより、広く、素早く業界動向を社内で共有できるため、マーケティングの高度化が図れると評価されています。
今後の展望
重要文抽出型の要約から、単語の言い換えなどによる生成型の要約へエンジンの高度化を検討しています。
また、業界ニュースだけでなく、法務や特許部門での文書要約も検討しています。