緊急企画!今さら聞けないDX!
~社内向けAIxDXの成功事例を解説~

AI・人工知能のポータルメディア「AIsmiley」を運営されている、アイスマイリー様主催のウェビナーに、弊社営業部の稲月が登壇いたしました。「AIsmiley」には、弊社もサービスの紹介や記事投稿をさせていただいております。

ウェビナーは「緊急企画!今さら聞けないDX!~社内向けAIxDXの成功事例を解説~」と銘打ち、AIやDXの導入・活用で失敗しないためにもDXとは何か、どうすれば失敗しないのかポイントについて、3社登壇で解説いたしました。

弊社からは、「いつもの仕事を効率化!音声・文書をつかった業務効率化AIの開発事例をご紹介」と題し、以下5つのポイントをご紹介しています。

1.AI導入の利点と課題

2.エーアイスクエアの提供する自然言語処理技術の一例

3.AI導入でDXに成功した例

4.AI導入の手順

5.エーアイスクエアのパッケージサービス

1. AI導入の利点と課題

DX推進ツールの一つとして挙げられるAIと聞くと、「何でもできる万能ツール」と思われる方も多いかもしれませんが、実はそうではなく、あれもこれもと手広く行うのは苦手なケースもあります。反面、一つの業務に特化したスペシャリストとしては優秀で、日常的に繰り返し実施する定常業務に意外な適用領域が見つかることがあります。AIは学習して精度を上げながら24時間365日働ける新入社員といったイメージが近いかもしれません。

<AI導入の利点>

・24時間365日稼働できる、特定の業務のスペシャリストとして優秀

・業務改革の取り組みの一環として適切な箇所に導入することで、生産性向上、品質向上、
CX向上など様々な効果が享受できる

<AI導入の課題>

・様々な業務をカバーする万能さの実現

・適用技術と業務課題を適切に繋げ、AI適用範囲のKPIの定義

・学習に必要なデータの質・量の確保

2.エーアイスクエアの提供する自然言語処理技術の一例

実際にDX化に起用するAI技術には、具体的にどういったものがあるのか、弊社の例をご紹介しました。エーアイスクエアでは、創業から一貫して自然言語処理AIの独自エンジンを開発しています。現在は、下の8つに代表される技術を組み合わせて、パッケージ化されたサービスや個別のモジュールをお客様にご提供しています。

①質問応答

②重要箇所抽出

③文書・対話要約

④対話行為分類

⑤テキスト分類

⑥エンティティ抽出

⑦キーワード抽出

⑧感情解析

3.AI導入でDXに成功した例

ここでは、エーアイスクエアのAI技術を導入してDXに成功した例をご紹介します。

①コールセンターの効率化(保険会社様)

自動車保険の受付センターにおいて、お客さまとオペレーターの会話の内容から、履歴管理上重要な箇所をAIで自動抽出し、タグ付けを行うことで、後処理時間を約30%削減しました。加えて、オペレーターによってバラついていたタグ付けも、AIによる自動付与で均一化することができました。

②業界ニュースの自動要約(素材メーカー様)

競合が多く、流行の流れが速い素材業界では、情報の把握が重要です。この素材メーカー様では、国内外の業界ニュースを収集・要約して社内展開していますが、その作業工数が負担となっていました。PRAツールでニュースを自動収集し、弊社のニュース要約エンジンへと流れでシステムを構築することにより、マーケティング活動の効率化高度化を実現しました。

③報告書分析の効率化(部品メーカー様)

このメーカー様では、エンジニアが記載する製品不具合の情報を報告書として蓄積していましたが、自由記入であり、量が膨大で解析を行えていませんでした。また、過去にAIによる解析も試みたのですが、AI学習のための十分な教師データが準備できず、実用性に足る精度も達成できなかったそうです。当社は少量の教師データで精度が確保できる当社のアプローチを採用し、蓄積された不具合の情報から「根本原因」と「症状」といった重要箇所を抽出するAIを構築しました。ルールベースと機械学習を組合せることで、200件程度の少量の教師データで精度を確保しています。

4.AI導入の手順

AIの導入が決まったとして、ご相談いただいてから運用開始までどのくらいかかるのでしょうか。弊社では、個別AI開発の場合では、ご相談から運用開始まで、PoC等を含め6~9か月程度を目安としています。現在お持ちの課題に対してAIを適応できるかといったイメージが具体的でない場合でも、どこをお手伝いできるかご一緒に検討させていただきますので、試しに一度ご相談ください。

5.エーアイスクエアのパッケージサービス

セミナー内では、「スタートアップや中小企業へのAI導入でのDX事例はありますか?」というご質問がありました。今回ご紹介した個別モデル作成は、自動化対象業務のボリュームが大きな企業様向けかもしれません。
また、弊社では、AIチャットボット「QuickQA」や、自動要約・分類システム「QuickSummary」といったパッケージ化したサービスも展開しています。社内外の問合せを自動化したい、後処理業務を簡素化したいといったご要望には、こちらもご提案させていただいております。


<他社様でのDX事例>
弊社の他に登壇された、IRアドバンステクノロジ様とデータビーグル様から、とても貴重な事例をお伺いすることができました。

①ARアドバンストテクノロジ様
ARアドバンストテクノロジ様は、クラウド技術とデータ・AI活用によるデジタル化サービス事業をされています。DXについての話や、チャットボットサービス「LOOGUEFAQ」の導入事例のご紹介をいただきました。

②データビークル様
データビークル様は、データの収集分析から活用までのコンサルタント事業などをされています。DX導入時に障壁となりがちな社員教育の課題の対応として、データ活用に関するビジネスマン向け研修サービスの事例をご紹介いただきました。


当日は60名以上の方が参加され、たくさんのご質問も頂き、盛会のうちに終えることができました。弊社サービスについて個別でのデモやご紹介についても可能ですので、ご要望の方はホームページのお問い合わせフォームよりお問い合わせください。