「BOXIL EXPO 第3回 人事・総務展」に出展、登壇しました。

 2022年1月25日から27日に行われた、スマートキャンプ株式会社主催の「BOXIL EXPO 第3回 人事・総務展」に出展しました。

 本イベントは、「人事・総務」分野のSaaSを中心としたサービスを紹介する、完全オンラインの展示会イベントです。1月25日に営業部マネージャー 金澤がセミナー登壇し、セールスピッチでは、人事・総務向け AIチャットボット「QuickQA」をご紹介しました。

 今回はセミナーの内容を簡単にご紹介します。

人事から始められる業務効率化の秘訣!コア業務に専念することが企業を強くする!

  1. 人事労務領域を取り巻く環境とDX・AIの現在地
  2. 人事・総務部でのチャットボット活用事例
  3. まとめ

1.人事労務領域を取り巻く環境とDX・AIの現在地

 近年、デジタル技術の発展、グローバル化、少子高齢化、といった企業を取り巻く外的環境要因から、ビジネスモデルサイクルは短期化しています。企業の業務効率化も待ったなし状態ですが、同時に、RPAやAI技術を使ったDXへの取り組みや、それらに対応できる人材確保の難しさといった課題が浮き彫りとなってきています。

 DXへの取り組みの手段としてAIが注目される中で、DXとAIの関係性は以下のように整理されます。DXとは、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、 ビジネスモデルを変革することです。現在、多方面でDX推進が行われており、経済産業省「デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会」の「DXレポート」でも、2019年~2030年にかけてDX化の取り組みが加速していくと予想されています。

 また、AIは、人間の知的ふるまいの一部を、ソフトウェアを用いて再現することを意味しています。AIやIT技術はDXを実行するためのツールであり、DXは業務効率化の手段とも言い換えることができます。DX加速の流れは、HR(人事総務)領域も例外ではありません。

 セミナーでは人事労務領域に関連するDX適応分野についてご紹介しました。

タレントマネジメント領域

 「人材調達のための採用、人事評価、異動に関する業務」関連のDXについては、2つの方向性があります。

 一点目は「DXによって既存の事業が変化し、求められるスキルが変化することへの適応」です。RPAによるプロセス効率化の特性や、AIを適用可能な領域の見極めやプロジェクト推進などは、今後さらに重視されるものと考えます。
 もう一点は「DXを活用したタレントマネジメント」です。一元的に人事情報や従業員のスキルを管理し、AI等の技術で分析することで、人材の育成・適正配置を実現するというものです。

手続き関連

 福利厚生や法務業務関連などのバックオフィス業務については、ペーパレス、脱ハンコなどの取り組みは勿論のこと、クラウドサービスによるプロセス標準化・利便性向上、AIOCR・テキスト解析AIなどを用いた、プロセス改善などが進んでいます。

全般に関わる従業員からの問い合わせ

 人事・総務部では、従業員からの問い合わせで、福利厚生、施設・備品、就業関連、各種手続きなど様々な内容に対応する必要があります。コア業務への注力をサポートします。

 こういったデジタルサービスは、画像認識、データ解析、自然言語処理といった技術が使用されています。セミナー内でご紹介した弊社の「QuickQA人事総務」は、「③全般に関わる従業員からの問い合わせ」をサポートする、自然言語処理技術を応用したチャットボットサービスです。次の章で導入事例をご紹介します。

2.人事・総務部でのチャットボット活用事例

 今回ご紹介する「QuickQA人事総務」は、社内問い合わせに対して、人の代わりに対応するAI搭載型チャットボットです。ここでは、問い合わせ応対自動化の効果を踏まえた導入事例をご紹介します。

  • 事例①飲料メーカー

 問い合わせコストと繁忙期残業の削減を目的に導入をいただいております。よくあるお問い合わせからボリュームゾーンを洗い出し、チャットボット登録のためのQ&A作成を弊社にて支援し、スムーズな導入を実現しました。現在は、月間12,000件の問い合わせを自動化し、人員をコア業務に配置転換しています。

  • 事例②スポーツ用品メーカー

 導入のためのリソースが準備できないなかで、チャットボットのQ&A作成からサイトへの設置まで当社で代行しました。ポータルに格納されている規定・規約などと連携し、既存のナレッジを有効活用する形でのサポートを実現しています。現状では、月間約2,000件の問い合わせをチャットボットで自動化しています。

  • 事例③物流会社

 グループ全体の問い合わせ対応の自動化を目的に導入してただいております。
グループごとに異なるQ&Aを「QuickQA人事総務」を用いて一元管理し、ユーザーの属性に応じて、回答内容を変えるなど、柔軟な運用を実現しています。月間約40,000件の問い合わせを自動化し、問い合わせ専任4名分の業務削減を実現しました。

3.まとめ

 BOXIL EXPOの会期中はたくさんの方にセミナーやピッチをご視聴いただき、依然としてチャットボット等のAI技術を用いた、人事総務業務改革への関心が高いことを感じました。
 DXを使った業務効率化は、今や世界的なスタンダードとなりつつあり、その流れは日本に確実に訪れています。平常業務で忙しく取り組みが難しい現状だからこそ、業務効率化のためのDXをご検討されてはいかがでしょうか。弊社では、適応業務に関するご相談から、導入のご支援までサポートさせていただいておりますので、お気軽にホームページのお問い合わせフォームよりお問い合わせください。